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2006年7月28日 (金)

東海館「孔雀の間」修復

 「東海館」は、昭和3年竣工した。伊東線の開通、太平洋戦争、狩野川台風・・・数々の歴史の幾星霜を経て、平成13年7月26日、伊東市観光・文化施設「東海館」として新たな産声を上げた。

Img_0025 (木造三階建て旅館「東海館」)

NPO法人まちこん伊東として、開設前から東海館の保存と運用について二度の市長提案をし、民間管理者としての挙手をしたものの、他にその運営を任された悔しさは人一倍あった。何故ならば、私が担当部会のリーダーであり、作成した文章の一字一句に強い思い入れがあったからである。しかし、ここが我が郷土伊東の温泉文化の生き証人として存続し、活かされて行く道筋に誰が管理者であろうと、活用を求めた当事者として係わり、保全・運用のお手伝いをすることは全くの必然と考えている。開設から5年の歳月の中で、東海館みがき隊・かたり隊活動はまもなく60回を迎える。心ある市民の協力に感謝を申し上げたい。

Img_0689 (修復直後の「孔雀の間」床の間と付け書院)

 今年7月1日、孔雀の間修復とともに入館料200円の徴収が開始となった。是は、昨年9月議会一般質問に於いて、孔雀の間の修復は、牡丹の間、葵の間との真・行・草の建築意匠の妙を来館のお客様に味わっていただきたいとの強い思いを伝え実現にこぎ着けた嬉しさがある。更に、保全基金としての入館料は、未修復の各部屋への蘇りに活用するための提案を受け入れてくれたからだ。観光温泉の歴史を語る東海館の充実を力強く後押ししていくつもりだ。

Img_0691 (杉の薄板を網代状に組んだ天井)

 戸建てに見立てた玄関から、二畳の寄り付き、十畳の主座敷、四畳半の次の間と構成された一階から三階までの西側の各部屋の間取りである。「草」の意匠は、桜皮付きの床柱、杉黒木面皮仕上げの床框、桐の落とし掛けがくだけたつくりを象徴している。

 これからも「東海館」に執着していこうと思っている。

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