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2008年8月25日 (月)

「松川の景観計画」現況調査

 8/23(土)小雨の中、松川周辺まちづくり推進協議会・東海館街並み整備部会による「松川の景観計画」についての現況調査を実施した。

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 9時から東海館前から出発して稲荷町通り、なぎさ橋と歩を進める。22日の箸祭りの名残は、ポイ捨てのペットボトルから壊された「街の湯灯り」の残骸に心傷めながら調査を開始した。

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 観光施設からの廃湯が側溝を埋めた土砂にさえぎられる。温度が高いせいか黒緑色の藻が清潔感を阻害する。ハイビスカスが咲く松川に注ぐ接点には鯉が群れなすものの、アンバランスな景観として映ってしまう。

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 ウイリアム・アダムスが日本初の洋式帆船を建造した唐人川の河口は、按針メモリアルパークの陰に細々と流線をとどめている。上流からのゴミと波に打ち上げられたゴミが目に付く。爽やかなウォーターフロントの保全整備は、観光伊東としての生命線だろう。

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 雨水の排水や旅館からの温泉排水は、石積み壁面に醜悪な景色を目立たせている。濡れている時の濁黒色が接する石垣の色と対比する。一方、乾いた時には濁白色に筋を残している。

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 配管そのものへのデリカシーも感じることが出来なかった。不法投棄、落書きも後をたたず、伊東の水辺の景観を市民総意で再確認しなくてはならないと感じた。また、川口公園から続く親水の護岸は、歩かせたいのか?歩いてはいけないのか?を判断しづらい段差形状がいたる所に見える。

Img_2704  親水的な遊歩道は、事故との関連も想定されるであろうし、景観に配慮した安全性の具体化は難しいものと思える。しかしながら、松川の景観は、あらためて素晴らしいものであり、中心市街地の一ぷくの清涼感である。歩を停めて「ちょっと一休み」をしたい素敵なポイントも沢山ある。

 遊歩道から見る対岸への配慮、無配慮も民の郷土愛のバロメーターである。川面から石垣、そして建物にになじます竹垣、護岸すれすれにそびえるビルの威圧的な壁面など、通り過ぎていた現実を確認できた。

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 伊東の財産として守る景観を「景観計画」や地区指定、条例として位置づけ後世に残していく施策が始まっているのだ。「借景」という言葉は日本の伝統である。自分の場所のみの美的管理ばかりでなく、自分の場所を含めた視界景観への配慮は、「景」を「借りた」環境への恩返しとして保全整備を心掛けたいものである。

 経済に呑み込まれて失ってしまった自然や景観、歴史や文化の現実を見て、再び過ちを犯さないように官民一体となった英知と行動の協働が必要な「今」である。

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