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2010年4月 7日 (水)

遠州横須賀「三熊野神社大祭」

4/3(土)伊東発7時14分の電車で遠州横須賀へ向かった。三熊野神社の大祭へ招待をいただいたのだ。実は議員になってまもなくの頃、掛川市の体協が地域通貨の導入を模索している中で「温銭」の理念や仕組みのレクチャーを依頼され講演をした経緯がある。その翌年からご招待下さっているにもかかわらず・・・やっとのことでお祭り体験ができたのだ。新幹線で掛川へ、JR東海道線に乗り換えて袋井に着いた。今度はバスで20分、目的の停留所で降りたのだがバス通りにはお祭りの気配が無い。もう一本奥の道に踏み込んだとたん!お祭り騒ぎも大騒ぎだ!

Img_4799 Img_4808 Img_4860 Img_4861 Img_4810 Img_4802 Img_4803 Img_4813 Img_4816 Img_4837 遠州横須賀三熊野神社は家津美御子神(けつみみこのかみ)・伊邪那美神(いざなみのかみ)・事解男神(ことさかおのかみ)三神を祀る災難除・子授け・安産・縁結びの神様だと言う。13の町内が交代で三社例祭囃子を披露する習わしだ。今年は軍前町ゑ組が披露した。街を歩くと各組の神酒所があり、その前を通る「ねり」(山車)は止まり、御神酒を振る舞われて歓待されるようだ。練り歩く若者はひざまずき厳かに酒を呑み、また次へと向かう!私だったら二箇所で大の字だろう。懐かしさが残る通りには様々な発見がある。

Img_4815 Img_4814 Img_4852 Img_4844 Img_4845 Img_4847 「ねり」小屋は「ねり」の丈に合わせてそびえ立つ!レトロな理髪店の看板は漆喰コテの技術だろう。この歯医者さんもディアドクターの鶴瓶が出てきそうだ。唐破風の屋根瓦に郵便局のマークだ!中には埃にまみれた看板が立て掛けてある。相続税の準備に簡易保険を・・・転ばぬ先の杖・・と書いてある。何と将来を見据えた提案であろう。?

Img_4854 Img_4858 Img_4849 Img_4853 Img_4820 昭和浪漫の軒下と窓枠、絵柄の曇りガラスもタイムスリップを誘う。驚いたのは、毎年9月19日に「ちいねり」という子供達の祭をするそうだ。大人と同じように祭事を取り仕切ることで、祭りのDNAをたたき込まれるのだろう!そんな昔からの伝統・風習が一万人足らずの町に、これだけ大事のお祭りを残し続けている由縁なのだろう。祭りが終わったその時から次の祭りへのカウントダウンが始まる。驚いた!

Img_4834 Img_4833 Img_4831 Img_4829 11時からメイン会場「八百甚」で招待者が一同となった宴席が始まった。昭和5年竣工の割烹旅館は時空の歴史を物語る風情が落ち着かせる。二階へ上がる急階段が玄関ホールの真ん中にデンと控え、つかこうへいの「鎌田行進曲」の階段落ちのシーンを連想させる。横須賀城主の末裔の方が乾杯の音頭をとって祝宴となった。20年以上にわたる商店街活動やNPO活動で出会った方々が八百陣に集合した感がある。静岡県の市民活動家の熱き心意気が充満する拠点となった。清水の花井先生、浜松の溝口氏との再会は特筆のサプライズである。嬉しかった。

Img_4836 八百陣を出て目の前の神酒所で呼び止められた。「あんた何の人?何処から?何してんの?」朝9時半からうろうろしている私が気になって仕方無かったようだ。湯飲みに御神酒を注がれ、素性と地域通貨とまちづくりの関わりを話した。何と、私のことを大学教授だろうと決めつけていたようだ。大笑いで意気投合した松本さんと記念写真に納まった。彼は三社祭礼ばやし(笛)柴田流の師匠だった。看板業を手掛ける彼は正に遠州横須賀三熊野神社大祭の「かんばん男」のようだ!更には伊東に居た経験があるそうだ。何と奇遇なことか・・・。心地良い一時を過ごし友人達と清水邸庭園を訪ねた。池と庭の空間をご馳走にお茶を一服戴いた。私は宗遍流をほんの少しかじっていたので平常心で楽しむことができた。次は横須賀城趾を訪ねた。

Img_4843 丸石積みの石垣が象徴する山城と平城が混ざった平山城である。天正8年、徳川家康が家臣の大須賀康高に築城させ、明治2年8月の廃城まで288年間に20代の城主を数えた。掛川城が陸路東海道の押さえだったのに対し、横須賀状は、江戸中期頃までは水上交通と物流の拠点として海路遠州灘の押さえとして重要な役目を果たしていたと言う。しかし、宝永4年(1707)の大地震の地盤隆起によって湊としての機能を失い城下町の栄華に大きな打撃を受けたそうだ。

 遠州横須賀の無形文化と史蹟文化を歴史と伝統文化というフィルターと地域人を通して体感した素晴らしい一日になった。帰りの電車に揺られながら、ウトウトと春うらら・・・。

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